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ケルト人とアルデバラン

Astronomy
10 /03 2008
Codaladh feda
Codaladh Domnain
Eirigh! Amharc sios-
Aldebaran.

Siruil liom tri an realta dearg.
Deireadh. Deireadh an ruras.
Realtog. realtog.dearg.

Trans:-
Long sleep deep sleep.-
Awaken! Lookdown Aldebaran.

Walk with me through the red star.
The end, the end of the journey.
The star -the Red Star.
この詞はEnyaのアルバム"The Celts"に収録されている"Aldebaran"という曲である。
 訳せば、
 "長く深い眠りから目覚めよ! 下を見ろ アルデバラン
 赤色星を目印に歩こう この旅が終わるまで あの赤色星を目指して"(対訳:大塚真紀子)

 アルデバランはもちろん牡牛座の1等星であるが、この詞はともかく、作詞者のローマ・ライアンの解説によると、
ケルト人の新天地の目印だという。

 ところで、一定の方角に見えるわけでないアルデバランが何故、ケルト人の新天地の目印なのでしょうか。

 一般に古代人は季節の星の動きを目印にして農作業や牧畜を行ってきたものである。

 ケルトの最も偉大な祭りといえば、11月初めのサウィンである。
サウィン祭は冬の始まり、1年の始まり、そして妖精や幽霊の住む異界への扉が開かれる時である。

 ケルト人は夜を基準に日数を数え、祭りも夜行われる。
ドルイド僧は天文学に詳しいので、夜空に輝く星には大いに注目したことであろう。

 アルデバランはそんなサウィンの夜空に一晩中輝いている星である。

ジャン・マルカル著 金光仁三郎/渡辺浩司訳「ケルト文化事典」によると、サウィンは元々11月1日に最も近い満月、
すなわち満月が牡牛座に来たときに行われた。
(11月1日となったのは、後に教会暦に組み込まれてのことである。)
"Aldebaran"のビデオクリップの冒頭に満月の映像が映し出されているのはそのためである。


歳差運動(地球が2万6000年周期で地軸がコマの心棒のように頭を振る運動)から考えれば、
アルデバランがサウィンの夜に昇ってくるのは現在では日没から2時間ほど経ってからであるが、
2000年以上前のラ・テーヌ期には丁度日没と同時であったことが分かる。

 そこで、アルデバランは、古代のケルト人がサウィン祭の目印にした星であり、
Enyaの"Aldebaran"という曲についても、地理的な方角ではなく、
サウィンの夜、人々を異界に導く星である、という意味を歌ったのであろう。

コメント

非公開コメント

No title

初めて投稿します。

ケルト民族と牡牛座の「アルデバラン」とにはそんな関係があったのですか。

勉強になりました。



10月9日北アルプスの「唐松岳」という山に登るため山頂の小屋に泊まりました。

夜、8時頃でしたか、星を見るため寒い外に出ました。

東の地平近くに牡牛座が横たわっていて、赤いアルデバランが光彩を放っていました。

余り目が良くないのですが、ヒアデス星団もボーッと見えていました。



これからenyaやケルトのこと勉強させていただきます。

yokoWildChild

エンヤのナンバー、ケルト神話、トールキン系ファンタジー、友人のアート作品等を
モチーフにしたキルトを創っています。

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