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旧暦をもっと見直そう

Calender
03 /08 2016
世界には、グレゴリオ暦の他にその土地の風土に合った様々な地域暦がある。
太陰太陽暦のユダヤ暦や純太陰暦のイスラム暦など基準になるものは様々だ。
ハロウィンはケルト暦の正月に由来するし、春節祭は旧暦の正月である。
一年の始まりの時期も暦によって違う。

そんな中で、日本の暦に対する考え方がいささか気になる。
「師走」を始め、「弥生」「皐月」「水無月」「長月」などの月の呼称、
桃の節句(ひな祭り)や端午の節句(鯉のぼり)や七夕といった年中行事、
ましてや義士祭など旧暦時代の歴史的記念日までが今の暦に当てはめられているところだ。

月の呼称は、旧暦の自然現象に因んだ言葉である。
「弥生」は「いやおい」が詰まった言葉で、「いよいよ生い茂る」という意味、
「皐月」は「さみだれの月」(「さみだれ」の語源は「聖なる水垂れ」)すなわち梅雨の月という意味、
「水無月」は「梅雨が明けて雨が降らなくなった月」という意味、
「長月」は「夜長の月」という意味です。
最も使われ方の悪い「師走」の本当の意味は「四季が果てる」という寒中の自然現象。
年末の慌ただしさで先生や坊さんが走る意味ではありません。(今は年末が慌しい時代ではなくなっています。)


年中行事は自然の恵みに感謝した祭です。

 ひな人形は桃の花と一緒に飾るものです。
グレゴリオ暦の3月3日では桃はまだつぼみもついていません。
温室で無理やり咲かせた花ではおひな様が悲しみます。
本当の桃は桜と同じ頃に咲きます。

 鯉のぼりは魚です。魚は水の中で泳ぐものです。
梅雨の雨を川に見立てて泳ぐ鯉こそ本当の元気な鯉です。
グレゴリオ暦の5月の晴れた空に無理やり泳がせたら死んでしまいます。
菖蒲(「勝負」に引っ掛けた)も紫陽花と同じ頃に咲きます。

 グレゴリオ暦の7月7日の梅雨末期の大雨に「天の川が見えるといいね」という挨拶をするのは、自然の恵みに逆らった行為です。
この時は短冊に願いを書くのではなく、雨が思いっきり降ってくれることに感謝しましょう。
本当に天の川がよく見えるのは伝統的七夕です。織姫と彦星が空高く輝いています。
7日の月は天の川を渡る舟です。


日本人は農耕民族で、古来、自然と向き合って生活してきました。
旧暦もこうして生まれた自然暦です。


暦の違いは明確に割り切るのが常識です。
同じ文化圏でも、中国や韓国では節句は全て旧暦で行われます。新暦イベントなんか存在しません。
違いを割り切らない日本がそもそも非常識です。


だから、中途半端な月の和名表記の付いたカレンダーは、誤った使い方を広めるばかりで、
本来の時と意味が忘れ去られるために、根絶して欲しい。
そして、新暦イベントばかり派手にやって、旧暦イベントをないがしろにする報道を聞くと、
「何て自然に対して心無い、かわいそうな事をしているのか」と涙ぐましい。

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yokoWildChild

エンヤのナンバー、ケルト神話、トールキン系ファンタジー、友人のアート作品等を
モチーフにしたキルトを創っています。

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